現在世界中で、食品の機能を医療に生かす風潮が盛んですが、その中でもキノコ類が際だった効果を発揮しています。
代替医療分野の学会では毎回いろいろなキノコがテーマに取上げられ、その効果のほどが研究者から明らかにされています。
つまり、キノコの健康食品は、代替医療分野のエースとして、多くの医師や、研究者が今最も注目している素材であると言うことです。
そのような中、私たち(株)コーケンは、ロシアで古くから飲まれているといわれるチャーガに注目しました。最近テレビ等で話題になったのでご存知の方も多いかもしれません。
チャーガは、白樺などカバノ類の幹に寄生するキノコで、他のキノコにないほどの有効成分を持っているといわれます。
現在、様々な研究者らによって、その作用機序等が解明されていますが、ガンなどのやっかいな病気への効果も明らかになっており、インフルエンザウィルスやHIVウィルス(エイズ)を100%抑制するということが実証され、一蹴脚光を浴びています。
この他、各種の生活習慣病などにも効果を発揮しており、研究者らが注目するのもうなずけます。現在医学は多くの疾病を克服しました。しかし、同時に副作用など失うものも少なくありませんでした。
その意味で、効果があって失うものがないチャーガには、21世紀の健康を担うための大きな期待がよせられています。
カバノアナタケは、学名を”Fuscopiria Obliqua”とよび、カバノアナタケの菌核のことをチャーガ=”Chaga” または ”Tchaga”、ロシア語名”×ÀÃÀ(チャガ)”と言います。また、白樺の幹に生えるのが特徴で、白樺茸とも呼ばれています。
サビアナタケ属で、タバコウロコタケ科、キコブタケ科、サビアナタケ属で、タバコウロコタケ科、キコブタケ科、サルノコシカケ科(今ではマンネンタケ科という)と近縁に関係し、ヨーロッパ・ロシア・日本の北部地方の一部の分散する耐寒性のキノコです。
カバノアナタケの子実体は、一般的に見られるキノコの傘を形成せず、樹皮の下に薄く平たく広がっています。寄生された木の樹皮の下には、細長いレピューシカ(平たい円形状の食べ物)状のキノコの褐色果実体ができ、また樹皮の表面では実を結ばないキノコ形成体が繁殖します。
カバノアナタケの表面は黒色で、そのコブが幹についているところでは、比較的柔らかい、明るい色をしています。その外層の下部には、粒状の褐色の組織が合って、これがカバノアナタケの主要部分を作っています。
カバノアナタケは、まれにカワラハン、ヤマトネリコ、ニレに木などにも寄生しますが、主にカバノキ類の幹に寄生して育ちます。そして、注目されるのが寄生した木を枯らしてしまうことで、このため、カバノアナタケは「ガンのようなキノコ」といわれることもあります。
見方によっては、それほど生命力の強いキノコといえるのです。
ロシアのノーベル小作家、ソルジェニツィンの作品「ガン病棟」に、チャーガが登場し、注目されるようになりました。
それによると、チャーガは白樺に自生して、ガンのような状態となった菌核で、これを煎じてお茶代わりに飲んでいるモスクワ郊
外のアレクサンドロフ地方の田舎では、ガンにかかる人が少ないというのです。
日本でも、アイヌの人たちはこれをタドンの代わりにして火をくべて、火種用に使っていたといわれています。
また、アイヌの人や北海道の林業関係者が、民間薬として飲んでいたといわれ、しかも非常に貴重なキノコをして知られていました。
成分は、タンパク質・脂肪・灰分・食物繊維・糖質・エルゴステロールやビタミン類・ミネラル類の他、フラボノイド・トリテルペノイド・アルカロイド・プテリン・アガリチン酸・イノシトールなどが含まれています。
フラボノイドは、主に野菜や果物に含まれていて、活性酸素を除去したり、高血圧を安定させたり、抗アレルギーの性質を持っています。その種類は4,000以上にのぼると推定されます。
また、イノシトールは、ビタミンB郡に含まれる天然ビタミンで、水によく溶け、熱や光にも安定した性質を持っています。イノシトールの元になる物質は、穀物類・豆類・野菜類あるいは日本酒などにも含まれています。イノシトールは、肝臓の機能にやさしく働くという効能も持ち合わせています。
チャーガにはこのような様々な成分が含まれていますが、このためそれぞれの成分が、人の体に作用して、様々な薬効があることが次第に明らかになってきますた。
組成成分の中で特に注目されているのが、多糖類(β-グルカン)とサポニンです。
「アガリクス茸」のβ-グルカンは水溶性のみですが、チャーガについては、水溶性のヘテロβ-D-グルカンと不水溶性のホモβ-D-グルカンの2種類のβ-D-グルカンが含まれることが判明しています。
これは他のキノコにはあまりみられないものです。
ヘテロβ-D-グルカンとは、キシロース・マンノース・ガラクタース・アラビノース・フューコースなどのグルコース以外の糖残基が結合しているグルカンのことをさします。
ホモβ-D-グリカンはグルコースだけが結合しているものをいいます。
チャーガには高い抗腫瘍(抗ガン)作用があることが判明していますが、このホモβ-D-グルカンが大きく関係していることがわかっています。
β-D-グルカンは他のキノコに比べて含有量が高いのも一つの特徴です。今流行の天然の「アガリクス茸」の3~4倍も多く含まれているのです。
チャーガ(カバノアナタケ)の多糖類の作用は主として、生体の免疫力を高め、ガン細胞の成長を防止する働きによるわけで、免疫力を担当している細胞には、リンパ球やマクロファージなどがあります。
リ
ンパ球には大きく分けて、T細胞とB細胞があります。これは、免疫細胞の働きに対して、チャーガに含まれている多糖類は、T細胞などの細胞性免疫の働きを
活性化して、免疫機能を高めることが明らかになり、ガンやエイズなどの他、肝炎など特に抗ウィルス作用があるわけです。
表2の通り、チャーガには他のキノコに比べて、強力な抗酸化作用があることがあることがわかります。
ロシアのレニングラード第1医科大学の10年にわたる臨床実験でも「チャーガには強力な抗ガン作用があることが明らかになった」と報告しています。
そのため、ロシア赤十字社はチャーガを主成分とした抗ガン剤を販売しています。
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β-D-グルカン
静岡大学名誉教授の水野卓博士らのグループはチャーガの多糖類を抽出し、抗腫瘍(抗ガン)作用を調べる実験をし、その結果を学会誌(TEH CHEMICAL TIMES1997)に発表し大きな話題となりました。
ガンは増殖しながら病巣を作っていきますが、この増殖を促すものの一つがリン酸化酸素です。
水野博士らはチャーガのβ-D-グルカンが肝ガンの発生に関する
cdc2リン酸化酸素をどれくらい阻害するかを調べた結果(抽出酸素)、水溶性、不水溶性いずれも強力に阻害することがわかりました。
つまり、チャーガのβ-D-グルカンには、抗腫瘍(抗ガン)活性作用があることが判明したのです。
チャーガはガン細胞を食べてしますマクロファージなどを活性化して、ガンを抑制する効果をもっています。そればかりか、日頃から体内に取り入れることで、免疫力をアップさせ、病気にならない体づくりに役立ちます。
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